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口下手な人って損していますよね?

かくいう私も相当の口下手。

話上手な人事職から言わせれば「人生相当損している」らしい。

転職においても同じで、経験やスキルをぶつ切りで話してしまう人は相手に全然伝わってしないことを理解していない。

そりゃそうです、自分の中ではわかりきったでき事なんですから。

例えば、私は〇〇プロジェクトで月100万円の削減に成功しましたと。

どういう起承転結で物事が起こったのか本人は分かっているでしょうが、私たち面接官は何のための経費削減?どんな施策でいくら削減したのかしりたいのです。

やってきたことを箇条書きでさらっとアピールするやり方では、30代の転職は乗り切れませんよ?

私は逆に、少ない経験やスキルをビジョンや目的をハッキリさせて伝えるよう心掛けてきました。

面接シーンでは、少ない時間の中で「起・承・転・結」をストーリー仕立てで伝えるテクニックが重要です。

これは、ストーリーテリングと言われる手法です。

先の箇条書きで話してしまう人の話は、悪い言い方をすれば「上司に言われたから仕方なくやった」風に聞こえます。

それでは完全に逆効果。

まずは何故経費削減を始めなければならなかったのかを、サラっと解説する必要がありますよね?

実際私は経費削減プロジェクトに幾度となく首を突っ込んできましたが、やはり始まりは会社の売上減。

営業職は売上をあげることができますが、私たち事務方は経費を削減していくしか道はありません。

自ら経費削減プロジェクトを立ち上げたのは、将来的に給料が減る可能性を危惧したからです…。

こういう私的なものでも、キッカケとしては問題ありません。

話の途中に必ずクライマックスを入れることを忘れないでくださいね。

人は汗とか涙、努力といった古典的なものに共感する生き物です。

無機質に淡々と起承転結を展開するのではなく、ところどころに感情を入れることで、共感を得るのが最大のポイントです。

勢いでプロジェクトチームを結成したのはいいが、保守派からの想定外の反発を受け苦労した…(この後に挽回ストーリー)

あまり大袈裟にモッてしまうと、話のつじつまが合わなくなるので、そこはほどほどに。