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一生のうちに転職は数回しかしないため、どれだけ百戦錬磨の会社員であっても転職初心者ですよね?

転職攻略本の多くに、できるだけ見やすいように数値化して経験をアピールしましょうと書いてありますが、あなたの職場を知りえない私たちが見ても想像すらできません。

どれだけスゴいプロジェクトを動かしてきたかもしれませんが、強みが伝わらなければ全く無意味ですし、逆にほんの小さいことでも相手に伝わるよう話せるテクニックを持っていさえすれば、案外転職はすんなり終わるのです。

大企業出身者に多いのが、やってきたことだけを永遠と羅列して、さも全てのプロジェクトに自分がかかわったかのよう盛りますが、過程や成果が不明瞭なパターン。

あれは私が手掛けたプロジェクトといきまく30代が少なくありませんが、どういう関わり方をしたのか、何故そのプロジェクトに関わるようになったのか、どこをどうサポートしたのか、詳しく聞いていくと、途端に歯切れが悪くなります。

書類選考を通過したあなたたちを私たちが直に面接するのは、盛られた履歴書がどこまで正しいのか?真実なのか?見極めるためです。

繰り返しますが、採用担当者が効きたいのは起承転結を交えて、どういう理由でそのプロジェクトを立ち上げたのか?どういうところで躓いたのか?苦労したのか?です。

履歴書類はいくらでも盛ることはできますが、いざ実際話すと全くつじつまが合わず、突っ込んでいくと、ただ単にプロジェクトメンバーだった、実はプロジェクトに参加さえしていないという流れになっていくのです。

私自身、運よく30代で社内システム構築のプロジェクトリーダーとして2度起用された経験があるので、指揮を執った人なのか?それともだだの参加者なのか?手に取るように分かるようになりました。

本当に参加したプロジェクトを自己アピールするなら、少なくとも何故そのプロジェクトを立ち上げたのか?何故リーダーになるのが自分だったのか?具体的にどんな役割を担ったのか?最終的にどんな成果を上げたのか?いえなければ、確実にボロが出ます。

最後に、よっぽど出来レースのプロジェクトでなければ、成功した回数より失敗した回数の方が多くなります。

この辺りは関わった人間にしか分かりませんが、履歴書類を盛り過ぎると痛い目にあいますよ!!