狙う業界や業種を少しズラせば、思った以上に応募できそうな求人が見つかって歓喜することもありますよね?
そこからすんなりと応募→面接→内定を駒を進めることができればいいですが、なかなかうまくいかないことがある。
そんな場合、やはり完全に未経験の業界や職種を次の一手として控えさせておくのが転職の基本。
私は40代で介護医療業界に飛び込みましたが、全くの未経験で介護士として新しいキャリアをスタートさせる人も多かったですね。
未経験ながらもこれまでの経験やスキルをフル活用できている…、そこで成功している人達には共通点がありました。
30代の中には、今までに経験した業界や職種でないとキャリアが活かせないと、応募する求人すら見つけられず絶望している人が多いですが、キャリアの棚卸をしてみると意外にも様々な職業に就けることが分かります。
人間は自ら自分の可能性を狭めてしまう生き物なので、キャリアコンサルタントや我々のような転職支援サービスの人間に未知なる可能性を広げてもらうべき。
これまでの専門性を高めていけば、プロフェッショナルへ一歩近づくことができますが、コミュニケーション能力や段取り力はどこの世界に行っても通用するもの。
独りで仕事を組み立てる職業を除けば、みんな何かしら人との繋がりで成り立っているのが仕事というもの。
同業界・同業種に転職できれば一番幸せかもしれませんが、ポータブルスキルを遺憾なく発揮することができれば、意外に活躍できる天職が見つかるかもしれません。
先入観があるがゆえ、本来あるはずの選択肢を潰してしまっている転職者がほとんどで、自力で自らの可能性を発見できるタイプの人は極わずか。
自分には総務職しかない製造業しかありえないと、自らの行動範囲を狭め、結果的に応募者の多い人気求人にばかり応募して勝手に消耗していました。
こんな私を救ってくれたのはひとりのキャリアコンサルタントでした。
私との面談を通じて、話好き、聞き上手、高齢者に好かれるタイプとの結論を出した彼が紹介してくれたのが、とある高給な有料老人ホームの総務職でした。
応募した当初は、介護業界は怖いところだと先入観ありありでしたが、いざ入職してみると確かにギスギスした人間関係もありましたが、それ以上に私の心を癒してくれたのがご高齢者様との交流でした。