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新卒ってだいたい総合職として採用されますよね?

最初の数か月で複数の職場研修を行い、いわば万能型な人材に育てていくのが日本特有の文化。

いろいろチャレンジしていくうちに、結局自分が何者だったのか?どういうことをしたくて入社したのか分からなくなることがありますよね。

ゼネラリストを育てること自体何の問題もありませんが、どうしてもキャリアが複雑怪奇に入り組み職場に順応できない人たちはドロップアウトしていくしかありません。

早い段階で組織の意を汲んで、職場の理想とする人物に向かってひた走れる人であれば、それなりの成果を出して30代になるころにリーダーや係長クラスになれるはず。

それこそ優等生であれば、社内での地位を確立して給料も上がる。

表向きには既に年功序列制度は崩れ去っていますが、日本ではまだまだ根深く残っている印象が強いですね。

結局は、在籍期間に応じたお疲れ様的な加算点が残っていますし、評価制度そのものが180度変わることはありませんよね?

そんな中で、事務仕事を経験する、営業部隊に配属されてみる、製造も体験していくと、どれかを選択する機会が訪れますが、自分にはどの職種が一番性にあっているのか判断が付かない。

それりゃそうです、自分なりに頑張ってみたつもりでも10年も働いていないあなたたちが「自分はいったい何者なのか?」考える余裕はありませんし、理解できるとは到底思えません。

私のように20代で散々ジョブホッパーやって、いろんな業種を試して右往左往した人間であれば、だいたいは自分の適職、天職というものが分かってきます。

どこの職場も中途半端な状態に放り出して逃げ出してきましたが、それでもヤリガイと感じた職場はいくつかありました。

自分では人見知りをして人嫌いだと思っていましたが、実は部下思いで色々相談に乗ることが自分の生きがいではないか?と考えさせられる場面に遭遇することができました。

最初は思い込みでも構いません。

自分が心地よいと感じた瞬間・場面を思い出してみてください。

その中に天職となる職業のヒントが隠されているかもしれないのですから。