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転職で失敗する30代の多くが、過去の経験とスキルを活かすだけで前職をもしのぐ年収と待遇を受けることができると考えます。

もちろん、これまでに培ってきたあなたの経験とスキルは誰にもマネできない稀有なものですが、だからといってどこに行っても通用するとはいいがたい。

これまでにやってきたことは、単に過去に続けてきた努力の延長線上に過ぎません。

過去の待遇水準を保ちたいがゆえに転職になりがちなので、競争を勝ち抜くには少し物足りなさが目立ってしまいます。

ただし、過去の経験とスキルをバージョンアップし続けることで、激しい競争をも勝ち抜ける力を付けることができます。

私はダテに転職回数が多いですが、経験とスキルを常にバージョンアップしてきたため、どこに行っても採用される力を手に入れたと自負しています。

倉庫作業員としての経験、サーバー監視の仕事に就いた経験と勘、現場監督で培った度胸と経験、総合職として長年培ったレアな体験など。

他人には無意味に転職を繰り返しているように見えても、自分ではそれなりの戦略を持った転職です。

時に失敗し、稀に成功しながら常に自分を磨くことだけを考えて生きてきました。

つまり、謙虚に学び常に勉強し、かつ大胆に行動して成果を上げることを目標にしてきたのです。

理想は同業同職種への転職ですが、現実的には難しいので、これまでに培ってきた経験とスキルを都度、分解して、使えるものと使えないものに分別する必要があります。

一度手に入れたステータスを手放したくないのが、人間という生き物。

しかし、厳しい世の中で生きていくためには、過去を捨てなければならない事態にも遭遇します。

運悪く年収が一気に下がって路頭に迷ったこともありますが、そんな時培えたのは副業力。

本業とは別の何かを得ようと必死にもがいていた時、努力した成果がいま花咲こうとしています。

努力を続けることは辛いですし、「もっとリラックスして生きていけばいいのに」と友人からアドバイスを受けたこともありますが、私にとってはアップデートすることこそが最適。

今を楽しむかまだ見ぬ将来を楽しむかは人それぞれですが、頑張っていればいつか報われます。