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カテゴリ:30代転職失敗

優秀なのに面接に落ちる人の特徴?企業理念ばかり語っても印象に残らない

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転職支援の仕事に就いて5年たちますが、模擬面接をしてほしい依頼が絶えません。

私自身、極度のあがり症のため模擬面接をしてほしい気持ちは痛いほど分かります。

何としても入社したい企業が現れれば、書類選考を通過して激しい競争を勝ち抜いて「面接で失敗したくない」という思いが浮かびます。

転職エージェントであれ私たちのような転職支援会社であれ、何とかその思いに応えるべく模擬面接を繰り返して優等生に仕上げたいところですが、やはり模擬面接の場であっても極度の緊張からかひとことも話せない人がいるのも確か。

かつて私も40代でリストラされて転職活動した際、面接のチャンスが掴めた度に模擬面接をお願いしてきましたが、とある転職エージェントにお願いした模擬面接の場でロクに志望動機を話すことができず、えらく怒られた記憶があるのです。

原因は私の研究不足でしたが、正直ここまで怒られるとは思っておらず落ち込みました。

私のケースとは異なりますが、抽象度が高い表現を多用する方も面接の場では嫌われるタイプ。

まぁ企業が良く使う「顧客の満足度を追求」「御社でキャリアアップを実現」の言葉は、一見理にかなっているようにみえ抽象度が高いので、あとあと考えるとあの転職志望者は何が言いたかったのか?イメージしにくいのです。

結局のところ、優秀な人物なのにどんなことをアピールして帰ったのか?1時間もしないうちに忘れてしまいます。

面接の場で企業を褒めたたえることは非常に有用ですし、私も隙あらば「相手を褒める」メソッドを教えていますが、ここは面接の場。

相手を褒めてばかりで、自分がどういう人物なのかをアピールすることはできません。

繰り返しますが、30代の転職ではどういう風に自分が貢献できるのかを具体例を用いながら、アピールしなければなりません。

企業のホームぺージを見れば誰でもわかるような企業理念を、さも自分の理念かのようにアピールするのは得策ではありません。

総務や広報の人気職種には地域差もありますが、50~100人近い応募者が殺到しています。

あなたがいくら優秀でも、他の99人が自己アピール中心に攻めてくれば勝ち目はありませんよね?

せめて志望動機で他の人にはない強みを語ってほしいものです。

自分は何屋さんなのか考えてキャリアプランを立てていくのがコツ

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新卒ってだいたい総合職として採用されますよね?

最初の数か月で複数の職場研修を行い、いわば万能型な人材に育てていくのが日本特有の文化。

いろいろチャレンジしていくうちに、結局自分が何者だったのか?どういうことをしたくて入社したのか分からなくなることがありますよね。

ゼネラリストを育てること自体何の問題もありませんが、どうしてもキャリアが複雑怪奇に入り組み職場に順応できない人たちはドロップアウトしていくしかありません。

早い段階で組織の意を汲んで、職場の理想とする人物に向かってひた走れる人であれば、それなりの成果を出して30代になるころにリーダーや係長クラスになれるはず。

それこそ優等生であれば、社内での地位を確立して給料も上がる。

表向きには既に年功序列制度は崩れ去っていますが、日本ではまだまだ根深く残っている印象が強いですね。

結局は、在籍期間に応じたお疲れ様的な加算点が残っていますし、評価制度そのものが180度変わることはありませんよね?

そんな中で、事務仕事を経験する、営業部隊に配属されてみる、製造も体験していくと、どれかを選択する機会が訪れますが、自分にはどの職種が一番性にあっているのか判断が付かない。

それりゃそうです、自分なりに頑張ってみたつもりでも10年も働いていないあなたたちが「自分はいったい何者なのか?」考える余裕はありませんし、理解できるとは到底思えません。

私のように20代で散々ジョブホッパーやって、いろんな業種を試して右往左往した人間であれば、だいたいは自分の適職、天職というものが分かってきます。

どこの職場も中途半端な状態に放り出して逃げ出してきましたが、それでもヤリガイと感じた職場はいくつかありました。

自分では人見知りをして人嫌いだと思っていましたが、実は部下思いで色々相談に乗ることが自分の生きがいではないか?と考えさせられる場面に遭遇することができました。

最初は思い込みでも構いません。

自分が心地よいと感じた瞬間・場面を思い出してみてください。

その中に天職となる職業のヒントが隠されているかもしれないのですから。

過去にこだわる人が内定をもらえない理由はニーズを探ろうとしない

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世の中ビックリするぐらい優秀な人がいるので嫉妬してしまいます。

20代で管理職とかウラヤマしすぎる転職者がいますが、そういう超がつくほどのエリートに限ってなかなか内定が出ないのは未来の自分を語れないから。

書類選考では一体どんな人物なのか?どんなに優秀な人物かと期待するものの、面接でお会いすると期待外で残念なケースです。

履歴書類は多少盛ってて当然ですが、だからと言ってとにかく過去の栄光にしがみついていてはダメ。

ましてや30代になってそこそこの人間が、自分の偉業を語り果ては人生論を語り始める。

意地悪な言い方をしてしまうと、自分に酔っているタイプの人。

もちろん私たちは、これまで積んできた経験とスキルを発揮してほしいと考えていますが、過去に縛られている人たちから何故うちの会社に面接に来たのか?この職場でどういう人物に成長していきたいのかが見えません。

30代が即戦力として向かい入れられるのはもちろんですが、採用者は同じ職場でやっていけるのだろうか?と心配するのです。

これは大企業・有名企業出身者に多いのですが、キラキラした自分ストーリーを語りすぎて「当社には向かない人物」と捉えられることがあります。

いわゆるオーバースペック不採用という残念な落ち方です。

オーバースペックで落とされ続ける人は、自分はどこの誰よりも優秀なのに何故なんだ?と羨ましい悩みを持っていますが、おかしいと思ったらキャリアコンサルタントなり転職支援会社なりに駆け込んでみるべき。

本来は採用されていたはずなのに、このような不本意なお見送られ方をしないためには、自分のキラキラストーリーを何がなんでもアピールしつくすのではなく、相手のニーズが何なのか探る能力を鍛えるべき。

募集要項に書かれてある求められる人物像から、ニーズを読み解くことは十分可能。

まずは自分が如何に優秀な人間なのかをアピールするのではなく、これまで自分が経験してきたことと、相手企業が求める部分がないかを見極める修行をしたほうがよいですね。

幸せになれない転職?経験を活かそうとして失敗するパターンの解説

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30代から一気に転職が難しくなる要因のひとつは、単にポストが空いていないから。

日本の組織のほとんどがピラミッド型で、年齢が上がれば上がるほど少数じゃないですか?

しかも単に仕事ができれば役職に就けるのではなく政治力も必要なので、多くが脱落していくラットレース。

もう一つの理由は複雑に入り組んだ経験とスキルが原因。

それはあなただけのたったひとつの財産なのは間違いありませんが、この財産を守らんがための転職で失敗してしまう人が続出しているのです。

つまり、経験を活かした転職は失敗する傾向にあるのです。

さらに言えば、30代は人生の転機が訪れる年代でもあります。

結婚、出産、マイホーム購入など、そういう背景を踏まえ将来性や経営の健全性を第一目標とするので、結局は条件の良い求人に多数が群がる構図が見えてきます。

これらの条件を総合すると

勤めてきた職場より規模が大きくて、安定性がありながらも成長している企業、それでいて自分の年収は維持もしくは上昇する傾向にある。

ワガママを言えば、転勤は絶対したくない。

そんな理想を100%叶えてくれる求人があっても、あなたのライバルたちは強豪ぞろい。

何で今まで実績を残してこなかったんだ!と後悔したところで、理想の転職はできません。

多くの人が、希望条件をひとつ、またひとつと剥がしていって、最終的には「妥協」した転職先に収まっていくのです。

そんな転職やめにしませんか?

ほんの少しズラすことを覚えれば、ラットレースから逃れられるので是非試してみてください。

例えば、業界を少しズラしてみる、職種を少しズラしてみる…たったこれだけで求人は無限に広がります。

つまり、業界未経験・職種未経験枠を積極的に狙うのです。

今でこそ偉そうに「少しズラしてみれば…」と語っていますが、私も40代でリストラされて転職活動した時は、古巣の製造業・総務職から離れられず、無駄に消耗してしまいました。

最終的には、メンター的存在のキャリアコンサルタントに「介護・医療業界」への扉を開いてもらえましたが、人間凝り固まっていてなかなか独りでは考えられない生き物。

信頼できるキャリアコンサルタントに、自分の可能性を引き出してもらうことを忘れずに!!

コネは最強の転職手段?落とし穴にハマると抜け出せず後悔する理由

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転職活動で人脈ほど使えるものはありませんよね?

転職は誰にも頼れず一人で推し進めるものですが、コネがあれば精神的に辛いひとときを過ごさず済みます。

しかし、コネに頼ったばかりに転職しなおす羽目に陥る人は後を絶ちません。

紹介されて話が進んだはいいが、鵜呑みで勝手にどんどん進んでしまうことがあります。

コネ採用は採用側・採用される側にとって有益でしかないため、先走ってしまうことが多いですね。

例えば、私が数年在籍した介護業界ではコネ入社が当たり前の世界でした。

常に人的不足に悩まされている介護業界では、友人・知人を紹介すると「金一封」つまり一時金がもらえるため、こぞって紹介しあうのです。

本人はその気でなくても、紹介者が先走って上司に話を通してしまっている場合、断るのは非常に難しいですよね?

詳しい待遇が決まらないまま、あれよあれよという間に入社させられてしまったケース。

紹介者に悪気はありませんが、いかんせん採用に関してはド素人。

どういう順番で話を進めるかは事前に打ち合わせしておくべきですね。

同じように、口約束だけで入社してしまう30代が後を絶たないのには、未だ驚いてしまいます。

親友だから、100%信頼している奴だから…という親しい間だからこそ起きるこの手のトラブルは、入社した後に話が違うと揉めてしまいます。

この場合も紹介者に悪意はないものの、人間どうしても大袈裟に話してしまうのがたたったて、労働条件を確認していなかった笑い話に発展します。

紹介者が総務や人事である場合を除いて、配属先や現場のメンバーによって聞いていた話と全く違った、これでは詐欺同然だ!と憤慨してしまいます。

基本的に他人任せにするとドツボにハマるのが、転職あるあるです。

紹介者の言葉をうのみにせず、まずは自ら口コミサイトをチェックしてみたり、転職エージェントから情報を聞き出したり、他責ではなく自分の転職活動と認識して行動してみてください。

過去の経験を活かすだけではダメ?常にアップデートし続けよう

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転職で失敗する30代の多くが、過去の経験とスキルを活かすだけで前職をもしのぐ年収と待遇を受けることができると考えます。

もちろん、これまでに培ってきたあなたの経験とスキルは誰にもマネできない稀有なものですが、だからといってどこに行っても通用するとはいいがたい。

これまでにやってきたことは、単に過去に続けてきた努力の延長線上に過ぎません。

過去の待遇水準を保ちたいがゆえに転職になりがちなので、競争を勝ち抜くには少し物足りなさが目立ってしまいます。

ただし、過去の経験とスキルをバージョンアップし続けることで、激しい競争をも勝ち抜ける力を付けることができます。

私はダテに転職回数が多いですが、経験とスキルを常にバージョンアップしてきたため、どこに行っても採用される力を手に入れたと自負しています。

倉庫作業員としての経験、サーバー監視の仕事に就いた経験と勘、現場監督で培った度胸と経験、総合職として長年培ったレアな体験など。

他人には無意味に転職を繰り返しているように見えても、自分ではそれなりの戦略を持った転職です。

時に失敗し、稀に成功しながら常に自分を磨くことだけを考えて生きてきました。

つまり、謙虚に学び常に勉強し、かつ大胆に行動して成果を上げることを目標にしてきたのです。

理想は同業同職種への転職ですが、現実的には難しいので、これまでに培ってきた経験とスキルを都度、分解して、使えるものと使えないものに分別する必要があります。

一度手に入れたステータスを手放したくないのが、人間という生き物。

しかし、厳しい世の中で生きていくためには、過去を捨てなければならない事態にも遭遇します。

運悪く年収が一気に下がって路頭に迷ったこともありますが、そんな時培えたのは副業力。

本業とは別の何かを得ようと必死にもがいていた時、努力した成果がいま花咲こうとしています。

努力を続けることは辛いですし、「もっとリラックスして生きていけばいいのに」と友人からアドバイスを受けたこともありますが、私にとってはアップデートすることこそが最適。

今を楽しむかまだ見ぬ将来を楽しむかは人それぞれですが、頑張っていればいつか報われます。

応募できる求人がない!毎回書類選考で落とされる30代が考えること

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良さげな求人があってもなかなか面接に呼ばれませんよね?

求人はいくらでもあるのに応募して毎回落とされてしまうと、嘆いている人は多いです。

30代の一番の悩みは、応募条件に達しているのに、ことごとく不採用になってしまう、あるいは条件に見合う求人がない類の相談が多いですね。

転職希望者がその手の切実な悩みを抱える一方、私たち採用担当者も、応募者が全然来ない、応募者はいるけど、条件に見合う30代がいないといった状況に陥っているのです。

既にハローワークの役割は終わり、転職エージェントがこのミスマッチの解消に乗り出していますが、依然ミスマッチ問題は解決の糸口が見つかってもいません。

転職者と採用者双方にとって、転職市場で起こるミスマッチは悩ましいものですよね?

もし、この悩ましい問題点が解消できたら、みんな幸せになれるのに叶わない。

このミスマッチが起こるシステムは、お互いが求める次元が違うから起こっているということを理解しなければなりません。

端的に言ってしまえば、大きな原因は職種ごとに異なる需要と供給のバランスが取れていないことに起因します。

それと同程度に、同じ手段ばかり使って迷路に迷い込んでしまう人も多いですね。

転職サイトなら転職サイトだけを使う、俺は私はずっとハローワークという種類の人達です。

・転職サイト
・転職エージェント
・ハローワーク
・新聞
・折込チラシ
・コネ
・SNS

求人を探す手段はいくつもありますが、ひとつふたつに頼っていてはいけません。

私は常日頃から、転職活動はリスクを分散してこそ成り立つものだと指導していますが、それぞれの手段にはメリット・デメリットがあるので、目をそらさず理解しておくべき。

優秀な人であれば、ひとつかふたつの手段でも何とかなるものですが、少しでも自分で不利な条件があると自覚している人は、極限までリスクを分散するのが基本。

優秀な人と同じ土俵で戦う無謀な行為は絶対に避けなければなりません。

これに加えて、直接企業に応募書類を届ける、いわゆる直接応募。

求人を出していない企業に応募書類を直接郵送する開拓応募も視野に入れておくべきでしょうね。
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